苫小牧市立中央図書館は市内のボランティアやブックカフェの協力を得て、宮沢賢治作品を堪能するイベント「おはなし&ストーリーテリング」を開催する。
同館の読み聞かせボランティア「M’Sきゃまらど」が、児童向けに賢治作品の絵本読み聞かせを実施。子どもたちを物語の世界に引き込む。
ストーリーテリングは、「ブックカフェ豆太」の墨谷真澄さんが「どんぐりと山猫」、昔話や物語の語り聞かせ活動に取り組む「おはなしオルゴール」の庭山敬子さんが「祭の晩」を情感豊かに披露。耳からの読書を堪能する。
このほか、「銀河鉄道の夜」「注文の多い料理店」といった代表作の絵本の貸し出しや100年前の賢治来苫にまつわる新聞記事などの資料展示を5月末まで実施する。
参考郷土資料室の広瀬恵実副館長(32)は「イベントを通じ、広く市民に賢治と苫小牧の関わりを知ってもらえたら」と話している。
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会場は苫小牧市立中央図書館(末広町3)。「おはなし」は18日午前11時から1階おはなしコーナーで、「ストーリーテリング」は午後1時から2階の講堂でそれぞれ実施。いずれも定員20人。申し込み不要、参加無料。
問い合わせは同館 電話0144(35)0511。