3割が違法薬物使用 心臓突然死した若年成人

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  • 2023年10月12日

  2019~21年にオーストラリア・ビクトリア州で心臓突然死した若年成人の3割が、死亡前に大麻などの違法薬物を使用していたことが分かったと、豪州の研究グループが発表した。

   研究グループは、19年4月~21年4月に心停止により救急搬送された18~50歳の患者1378人のデータを分析。心臓突然死と判定され薬物検査が行われた523人を対象に、使用の有無を調べた。

   その結果、薬物検査の陽性者と日常的に薬物を使っていた人は計170人で、全体の32・5%を占めた。多かったのは大麻、覚醒剤、ヘロインなど。心臓突然死は、男性、喫煙や過度の飲酒、痩せ型、精神疾患の診断歴がある人に起こる傾向が強かった。高血圧の有病率は低かった。

  (メディカルトリビューン=時事)

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