1~3カ月に1回程度のまれな歯の痛みでも、4割超が虫歯と診断されていたと、日本歯内療法学会が発表した。
同学会は直近3カ月に歯の痛みを感じたことのある20~60代の800人を対象に、2023年5月19~23日にアンケートを実施。痛みの程度や頻度、診断内容などを聞いた。
その結果、痛みの頻度は「まれ」(1~3カ月に1回程度)が42・0%と最も多かった。痛みの程度は、まれに痛む人では31・0%が「少し」、50・3%が「違和感程度」で80%以上が軽度だった。その後歯科を受診し、虫歯と診断された割合は、いつも痛む人(1~3日に1回程度)が33・0%、時々痛む人(毎週~2、3週に1回程度)が31・0%だったのに対し、まれに痛む人は43・1%と多かった。
同学会は、痛みの強さや頻度にかかわらず断続的な痛みがある場合は、虫歯の可能性があるため歯科を受診するよう勧めている。
(メディカルトリビューン=時事)