脳卒中の発症率と何らかの障害の有無との関連について調査したところ、障害がある人の方が発症率が高かったと、韓国の研究グループが発表した。
研究グループは、韓国の国民健康保険データに登録された延べ4億1339万8084人のデータを2008~17年の10年間追跡調査。障害の有無や重症度ごとに、脳卒中の発症率を比較した。
その結果、17年時点で19歳以上だった4355万2192人のうち、5.8%に何らかの障害が認められた。脳卒中の発症率は、障害の有無にかかわらず10年間で大幅に低下した一方、17年の障害がある人の発症率は障害のない人の約2.5倍と高かった。また、障害の種類を見ると、重度の内臓障害や知的または心理的障害がある人の発症率が高かった。
(メディカルトリビューン=時事)