ソーセージや菓子パンに代表される「超加工食品」が、1日のエネルギー(カロリー)摂取量の3~5割を占めていることが分かったと、東京大の研究グループが発表した。
複数の食材を工業的に配合して製造された超加工食品は、脂質やナトリウムを多く含むが、食物繊維などが少なく、肥満や心血管疾患との関連が指摘されている。
研究グループは、2013年に20~69歳の日本人388人から4日間の食事データを集め、未加工/最小限加工、基本的加工、中程度加工、超加工の四つに分け、食事の質との関連を検討。外食や総菜などは、料理全体で見る「料理レベル」と、食材別で見る「食品レベル」で評価した。
その結果、1日の総エネルギー摂取量に占める超加工食品の割合は、料理レベルで分類した場合は48.3%、食品レベルでは32.9%だった。また、料理と食品レベルを問わず、超加工食品からのエネルギー摂取が多い人ほど、食事の質に関するスコアは低かった。
(メディカルトリビューン=時事)