既婚者またはパートナーと同居している50歳以上の人では、独身またはパートナーと同居していない人に比べ、血糖値が低く保たれやすい傾向にあると、カナダなどの研究グループが発表した。
同グループは、英国の加齢に関する研究に参加し、2004~05年の調査時に糖尿病がなかった50~89歳の男女3335人のデータを、12~13年まで追跡し解析。配偶者や同居するパートナーの有無と、過去1~2カ月前の平均血糖値を反映するヘモグロビンA1c値の変化との関連について調べた。
その結果、調査開始時点で76%が既婚またはパートナーと同居していた。それらの人はそうでない人と比べ、平均ヘモグロビンA1c値が0・21%低く推移していた。また血糖値は、配偶者またはパートナーと互いに支え合う関係にあるか、緊張関係にあるかといった状況にかかわらず、低く維持されていた。
(メディカルトリビューン=時事)