「地元企業と一緒に発展していきたい」―。苫小牧市が柏原に開設する製造業など産業の振興施設、市テクノセンターの館長に4月1日付で就任した。さまざまな企業が点在する工業都市での仕事に「気が引き締まる思い」と語る。
前職は道科学技術総合振興センターのコーディネーター。道立総合研究機構に在籍したこともあり、知見をセンター運営に惜しみなく反映させる構え。職員の技術力向上と情報収集、産学官など他機関との連携強化に意欲を見せる。
「『館内機械を自由に使ってください』ではなく、企業ごとに達成したいこと、困っていることなどを聞き取りながら最善の策を提案したい」と積極的に働き掛けていく姿勢を強調した。
オホーツク管内清里町出身、北海道大工学部卒。50歳で小樽商科大アントレプレナーシップ専攻に通い、経営管理修士の学位を取得している。