荻野監督就任会見 レッドイーグルス北海道

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  • 2023年4月28日

  新体制の赤鷲軍団が頂点に向け翼を広げる―。アイスホッケーアジアリーグのレッドイーグルス北海道は27日、苫小牧市内の球団事務所で荻野順二新監督(44)の就任記者会見を行った。竹俣一芳球団社長と小川勝也コーチ(37)も同席。荻野監督は「チーム全体でアスリートとして、人間としてさまざまな気付きや学びを得ていきたい」と抱負を述べた。

   荻野監督は大阪出身で元GK、小川コーチは苫小牧出身の元FWと異なるバックグラウンドを持った2人。「価値観の違いを、いい意味でチームに還元したい」(荻野監督)。今季、首脳陣が2人体制になったことについて「攻撃面や戦術システムは小川、守備は私と役割を分担し、力を合わせたい」と意気込んだ。小川コーチも「選手の強みを発揮させられる道筋をつくり、責務を全うしたい」と強調した。

   昨季はHLアニャンが復帰し、3年ぶりにアジアリーグとして開幕した。シーズンを通じ小川コーチは「身体的な強さやスピードといった基礎が下がっていることを実感した。今シーズンは圧倒的な結果を出すべく、体力面やバトルの底上げを図りたい」と話した。菅原宣宏前監督が築いたチームの土台はそのままに、選手たちの想像力を生かした攻撃スタイルを求める。「アイスホッケーの理屈を理解した上で、プレー選択など細部までいい癖をつけていきたい」(荻野監督)

   目標はアジアリーグ制覇と全日本アイスホッケー選手権大会A優勝の2冠。昨季はどちらもあと一歩のところで手が届かなかった。荻野監督は「何が足りなかったのか、その答えを選手と一緒に探しにいきたい」と話した。

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