65歳以上に接種券発送開始 新型コロナワクチン来月13日から追加接種

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  • 2023年4月26日
5月8日に向けて接種券の発送を開始

  5月8日の新型コロナウイルス感染症の「5類」移行に伴い、2023年度ワクチン追加接種が始まることを受け、苫小牧市は25日、対象となる65歳以上5万人弱への接種券発送を始めた。前回接種を終えた順に随時送り、5月13日から市内45医療機関の個別接種で実施する。

   国は新型コロナの感染法上の分類を5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げるが、ワクチンは無料で打てる「臨時接種」の位置付けを24年3月末まで延長。市は国の方針に沿って同日から、追加接種の体制を構築する。初回接種は原則年齢を問わず続けるが、追加接種は年齢ごとに対応が分かれる。

   接種券を発送する対象は、初回接種を終えた65歳以上5万人弱。64歳以下で基礎疾患のある人などは、各自がインターネットで電子申請する必要がある。5月13日から8月31日までは「春接種」の位置付けで、オミクロン株対応ワクチンを1回接種できる。

   25日は、昨年9~11月に前回接種を受けた約1万1000人分の接種券を配達業者に引き渡した。5月8日までに配送を終える予定で、接種の予約は今月27日から順次受ける。昨年12月以降に前回接種を終えた人の接種券は、6月中旬までに随時送る考え。市健康支援課は「これまでと違って期間が決まっているため、時期を逃さず接種してほしい」と強調する。

   一方、12~64歳は春接種の期間中、追加ワクチン接種を受けられなくなるため、同課は「希望者は5月7日までに接種を」と呼び掛けている。昨年10月に追加接種を始めた5~11歳の小児は、春接種期間中も追加接種を続ける。

   また、9~12月を年末年始の感染拡大に備える「秋接種」とし、5歳以上は改めて追加接種1回を受けられるようにする。

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