道と札幌市などは25日、新型コロナウイルスの感染者を新たに1140人確認し、4人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数が1000人を超えるのは2月14日(1090人)以来70日ぶり。前週の同じ曜日も10日連続で上回った。道内の感染者は延べ135万3734人となった。
死亡したのは、道発表の居住地非公表の2人(70代男性、90代男性)と札幌市の1人(50代男性)、函館市の1人(年代・性別非公表)。道内の死者は累計で4592人となった。
道は733人の感染を確認。管内別の感染者(医療機関所在地別)の内訳は、胆振113人のほか、釧路171人、石狩63人、十勝52人、オホーツク42人、渡島、上川各31人、根室、空知各30人、日高28人、宗谷22人、後志15人、留萌4人、桧山1人。この他、軽症者が自主検査で申請する陽性者登録センターは100人だった。
札幌市は272人、旭川市は52人、函館市は50人、小樽市は33人の感染を確認した。新たなクラスター(感染者集団)は、胆振管内の医療機関(10人感染)、旭川市の認知症対応型共同生活介護施設(13人感染)など計4件発生した。
25日現在の重症は前日と同じ2人。入院患者の病床利用数は前日から20床増の189床となり、病床使用率は7・8%に上昇した。