白老町高齢者大学は11日、町中央公民館で2023年度入学式と開講式を行った。新入生21人を迎え、総勢141人で今年度の高齢者大学を開講する。新入生らは、新たな学びへの期待を胸に生涯学習の活動をスタートさせた。
式で学長の安藤尚志教育長は、来年に同校が創立50年の節目を迎えることに触れ、「町役場も新体制となり、教育委員会としても校舎移転などの動きを加速させたい」と述べた。その上で「高齢者の生活の質向上と生きがいづくりという建学の目標はますます重要になっている」とし、「一日も早く大学の環境に慣れ、充実した学びの生活を送っていただきたい」と激励の言葉を寄せた。
新入生を代表し、久野由香さん(60)は「生涯学習の必要性を認識し、先生や先輩のご指導を頂きながら知識と知恵、技能を磨き、地域発展のために還元していきたい」と宣誓した。
町高齢者大学は1974年に2年制で開校。88年に4年制となり、高齢者の生きがいづくりの場として年間を通じ、さまざまな学習の場を提供している。