厚真町の厚南中学校(石崎和昌校長)の3年生が11日午前、厚真、安平、むかわ3町の中学校のトップを切って関東方面への修学旅行に出発した。生徒17人と引率の教職員6人が大きな荷物を手にバスに乗り込み、2泊3日の旅行に向かった。
生徒たちは同日午前7時すぎに同校前に集合し、行程の確認や友達との談笑をしながら、出発の時間を待った。
出発式で石崎校長は「中学校最大の行事を通して仲間と絆を深め、人間性を育んで。いろんな経験をして、無事に帰ってくることを期待しています」とあいさつ。北島未聖さん(14)は「わくわくしつつ、(自主研修などを)ちゃんとできるか不安」と心境を語り、「厚南中では最後の1年。これをきっかけにみんなとの仲をさらに深め、楽しんで終わりたい」と笑顔を見せた。
今回は現地での移動に全て公共交通機関を使うことにしており、初日に神奈川県の鎌倉市でグループに分かれて自主研修。2日目は現地大学生のガイドの下、横浜市内の公園や中華街、横浜ランドマークタワーなどを巡る。東京都内では浅草や東京スカイツリーの見学を予定している。
このほか、修学旅行の日程を厚真中は26~28日、安平町の早来学園と追分中学校は中旬から下旬にかけて組んでおり、むかわ町の2校は今月下旬に予定している。