白老町は今月中の策定を目指す「白老町地域コミュニティ基本指針(案)」に対するパブリックコメント(意見公募)を実施している。締め切りは19日。
同指針は人口減少、少子高齢化が進む中でも、町内会や町民活動団体などの地域コミュニティーが地域課題の解決などに向け、自律した運営を持続的に行っていけるよう「地域コミュニティーの進むべき方向性」の道標として策定する。
町人口は1985年の2万4353人をピークに減少を続け、国の推計では2045年には7770人まで落ち込み、町制施行前の1941年当時、白老村時代の住民基本台帳人口7752人と同水準になる。一方、高齢化率は反比例して上昇し、2045年には65歳以上の高齢者が59・4%に達する見込み。
こうした状況から町は、「しあわせを感じるまち」を基本理念に、文化、芸術、スポーツ、福祉、ボランティアなど地域住民の居場所となる「地域コミュニティー」の役割の重要性を見詰め直し、企業、事業所や学校、NPO法人などのさまざまな主体、また町役場敷地内に所在する町民まちづくり活動センターとも連携協力し、複雑化した地域課題の共有と解決に向けた支援をしていくとしている。
同指針の資料は町役場本庁舎(政策推進課地域戦略推進グループ)、町総合保健福祉センター、町コミュニティセンター、町立図書館で配布しており、閲覧もできる。また、町ホームページからもダウンロードできる。意見は各配布場所に持参するか、郵送、ファクス、町ホームページから担当課への電子メールで受け付けている。
問い合わせは同グループ 電話0144(82)8213、ファクス0144(82)4391。