むかわ町のむかわ地域商社「M・Dino」(エムディノ、遠藤研二代表)の新商品、モササウルスとトリケラトプスの縫いぐるみが、国立科学博物館(東京・上野)で開催中の「恐竜博2023」で多くの恐竜ファンから人気を集めている。同社は「恐竜の町としての価値を高めてきたい」と期待を寄せている。
新商品は、「モササウルス・ホベツエンシス」(全長約40センチ)と「トリケラトプス」(同35センチほど)の縫いぐるみで、トリケラトプスはオレンジとグリーンの2種類ある。モササウルスは青色で、当時、餌にしていたとみられるアンモナイトを口から飛び出すように付けた。いずれも横浜市のメーカーで手掛けている。価格はモササウルスが3080円、トリケラトプスは2970円。
このほか、ミニチュアのキーホルダー(1210円)、リストバンド(1540円)も新発売した。
国立科学博物館では、穂別地区で発見されたハドロサウルス科の恐竜「カムイサウルス・ジャポニクス」(通称むかわ竜)やティラノサウルスの縫いぐるみと一緒に販売し、多くの来場者が手に取っているという。
同社の担当者は、20年から取り扱っているむかわ竜やティラノサウルス、クビナガリュウの「ホベツアラキリュウ」を含めて「白亜紀の恐竜が大繁栄していた時代の仲間たちが勢ぞろいした」と言い、「トリケラトプスやティラノサウルスは恐竜の中でも人気があり、恐竜博でも商品の売れ行きがいい。モササウルスに関しても問い合わせが多いです」と話している。
新商品は、町内の道の駅「四季の館」、たいやき店「いっぷく堂」などでも販売している。