日本習字北進支部(田中千鶴子支部長)の生徒による作品展が31日まで、安平町早来大町の早来雪だるま郵便局のコミュニティールームで開かれている。入場は無料。
同支部が今月いっぱいで習字教室を閉めるため、感謝の意を伝えようと開催した。教室は田中支部長の母田中栄子さん(故人)が1978年に開いたのが始まり。町民が書を学ぶ場として40年以上にわたって続けられてきた。
作品展では、教室に通う小中学生の作品をはじめ、一般生徒の掛け軸、一文字書など約40点を展示。これまでに教室に通った生徒や田中さんの作品も飾り、書の楽しさ、奥深さを存分に伝えている。
4月以降は別の講師が「早来支部」として教室を開くという。田中支部長は「教室の移転や胆振東部地震、新型コロナウイルス感染症などいろいろありましたが、何とか続けてこられた。亡き母や一般、子どもらの作品を見ていただきたい」と長年の支えに感謝していた。