白老町の新入学児童へのお祝いに―と、白老貨物運送事業社協議会(鈴木勝会長)と白老危険物安全協会(谷口直樹会長)は22日、町に記念品を寄贈した。同協議会は交通安全の夜光反射材付きランドセルカバー、同協会は防犯ブザーを寄せた。
町内の貨物運送企業13社でつくる同協議会は、新入学児童の交通事故防止を願って1997年度から毎年、夜光反射材付きランドセルカバーを町に寄贈している。危険物施設を持つ町内73事業所が所属する同協会も79年度から毎年、地域貢献として新1年生への記念品贈呈を続けている。
同協議会の鈴木会長や同協会の谷口会長ら両団体の関係者計5人が町役場を訪れ、大塩英男町長と安藤尚志教育長にそれぞれ記念品を手渡した。鈴木会長は「次代を担う子どもたちの未来のために物流業を営んでいる。子どもたちが事故なく健康に育つことを願う」、谷口会長は「元気よく遊ぶ子どもたち、見守る大人たち、町も民間も経済もよくなってほしい」と話していた。
大塩町長は「子どもはまちの宝。事故や犯罪から守るため大切に使いたい」と感謝し、安藤教育長も「カバーもブザーも1年生にとって必需品。子どもたちが安心して学校に通えるよう活用させていただく」と述べた。寄贈品は各校の入学式で配布する。
町によると、今春、地元小学校4校に入学する新1年生は60人。