アイスホッケーアジアリーグのレッドイーグルス北海道は、18日からHLアニャンとのプレーオフファイナルに挑む。リーグ制覇へ向け、チームは氷上練習に励んでいる。
18、19両日はレッドイーグルスのホーム・白鳥王子アイスアリーナ=苫小牧市=で午後3時から試合が行われる。23、25、26日はアニャンのホーム・アニャンアイスアリーナ=韓国=で開催され、先に3戦勝利したチームがアジアリーグ王者。
アニャンが3季ぶりに参入したことで、アジアリーグとして開幕した今シーズン。レギュラーリーグでは3勝5敗と唯一負け越している好敵手だ。菅原監督は「攻めどころと守りどころの共通認識をチーム全体で持てるよう、年明けから引くプレーも準備してきた」と話す。
11日の対栃木日光アイスバックス戦勝利後、首脳陣はアニャンの試合映像を見て特徴を研究した。直接対決は昨年12月が最後ということもあり、「細かいセットプレーなどを確認した」という。16日の練習でも選手たちにアニャンの守りの傾向などを伝え、戦術の確認を繰り返した。
アニャンは選手の体が大きいため、激しいディフェンスも必須。指揮官は「パックを奪うことは二の次で、まずは全身で押さえにいく。相手が自由に動けない場面をつくりたい」。守護神GKマット・ダルトンは今季のアジアリーグMVPにも輝いた強敵で、ロースコアの展開が予想される。「相手にいかにチャンスを与えないかがカギ。チャンスが来たときにゴール前に人数をかけていく」
チームはシーズン終盤から、試合中の失点リスク軽減を課題としてきた。今カードも前線から積極的にパックを奪い、相手に攻撃のリズムをつくらせないようにしたい。悲願のリーグ優勝へ、赤鷲たちが試練の初戦へ向かう。