安平町の米農家でつくる「あびら地酒生産プロジェクト」は、地元産酒米「彗星」で造った純米大吟醸「あびら川」の新酒を18日から、町内外の小売店などで販売する。
あびら川は、地域ブランドの向上と地元農産物を活用した地酒を造ろうと、町早来新栄の稲作農家3人が企画し、2017年から活動に乗り出した。翌年に二世古酒造(後志管内倶知安町)に委託して製造。毎年、新酒を造り続け、今年で6年目となった。
販売するのは、生原酒の四合瓶(720ミリリットル、3500円)400本と一升瓶(1・8リットル、6700円)200本、火入れした原酒の四合瓶(3300円)1200本と一升瓶(6300円)100本。
道の駅「あびらD51(デゴイチ)ステーション」のほか、町物産館、町内の小売店で取り扱うほか、苫小牧市の「道の駅ウトナイ湖」などでも販売予定。同プロジェクトのホームページからでも購入できる。
同プロジェクトの担当者によると、精米歩合45%まで削るなど、こだわり抜いて造った日本酒。阿部修一副代表は「口当たりが甘く、例年より後味がすっきりとして良い感じに仕上がっている。ワインが好きな人にも合うのでは」とアピールする。
発売の18日、地元関係者を招き、新型コロナの影響で3年連続中止にしていたお披露目会を町内のホテルで催す予定だ。