お金の代わりに人の得意なことを運用する「とくいの銀行 白老支店」は30日午後2時から、白老町大町2のカフェ結で第2回「ひきだし」イベントを開く。登録された「とくい」を引き出して紹介し、交流のきっかけづくりにする。参加無料で入退室も自由。支店長でカフェ結の店主、田村尚華さん(48)は「気軽に遊びに来て」と呼び掛けている。
同支店は今年1月に開行した。自分の得意なことを登録しておき、必要な人に引き出してもらい活用してもらう仕組み。自分の得意なことが、誰かに「役立つ、助かる、喜ばれる」という体験を生み出し、地域のコミュニケーション創出とお金に代えられない価値の交換場所をつくることを目的としている。
この日の「ひきだし」イベントでは、戦略カードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」やボードゲーム「ラミィキューブ」の対戦相手ができる、お手玉やまりつきなどの昭和の遊びが上手、など三つの「とくい」を披露する予定だ。
このほか的当てゲームの「お手玉ボード」や、死について気軽に語り合えるコミュニケーションツール「死生観光トランプ」などを用意し、参加者に自由に楽しんでもらう。午後6時ごろ終了予定。
問い合わせはカフェ結の田村さん 携帯電話090(5439)4096。または町社会福祉協議会の喜納さん 電話0144(82)6306。