白老町本町の喫茶「くらと」=しらおい創造空間「蔵」内=は26日、特殊技術で花や葉を自然な色と形で乾燥させ、額に入れたアート「レカンフラワー(麗乾花)」のワークショップ(WS)を店内で開いた。
町石山で教室「花の宝石箱」を主宰する水尻美智子さん(77)が講師を務め、町民ら5人が参加した。
レカンフラワーは、生花同様に美しく見えるよう乾燥させた植物を、紙箱などの密閉容器に立体的に飾り付けた作品。
参加者は、バラやカスミソウを使い、はがき大の紙箱の中にスカートの形に花を載せたり、ブーケを表現したりすることに熱中していた。
WSは、店主の鬼塚京子さん(50)が花が咲く前に自宅で鑑賞を楽しめるようにと企画。開催を通して「興味の輪が広がれば」と期待した。講師の水尻さんも「コロナ禍が続き、みんなで作る機会は少なくなったが、今後も定期的に行いたい」と話していた。