むかわ町や鵡川高校、関連する団体でつくる「高校魅力化コンソーシアム」の運営委員会が24日、同校で開かれた。町内の学校、事業・団体からオンラインを含め約40人が参加し、ワークショップなどを通して今後の高校生との関係づくりについて考えた。
ワークショップでは、高校生たちと今後どのような関わりをつくっていきたいかをグループごとに議論した。
各グループからは、町内会や事業所単位で行うイベントへの参加など町民と触れ合う機会を創出する仕掛けづくりのアイデアや、「高校生のやりたいことを実現させるための力になる」といった意見が出た。地域・企業とのマッチングを通じて「この町で働きたい、暮らしたいと思う次世代を育てていきたい」という声もあった。
高校魅力化事業などをサポートする株式会社PrimaPinguino(プリマペンギーノ)の原大介さんは、高校魅力化が進んでいる地域の傾向として、▽大人が率先して挑戦し、ワクワクするような学びの土壌がある▽高校生などとのマッチングシステムがある▽探究学習に取り組んでいる―と紹介。「コンソーシアムの活動は、むかわ町の歴史の中で初めての挑戦。失敗もあると思うが、歩みを止めないことが大事」と説いた。