苫小牧の冬を代表するイベント「第57回とまこまいスケートまつり」(実行委員会主催)が4日、市若草町の中央公園をメイン会場に開幕した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で3年ぶりの開催。ドラム缶でジンギスカンを焼く名物「しばれ焼き」に舌鼓を打つ家族連れや、高さ約4メートルの「ちびっこすべり台」を楽しむ子どもたちの歓声が響き渡った。まつりは5日午後6時まで。
晴天に恵まれた初日は、午前10時の開園から多くの市民でごった返した。同11時に開会式と陸上自衛隊第7師団が制作した「すべり台」の引き渡し式が行われ、子どもたちが次々と笑顔で滑り降りた。
「しばれ焼きランド」も午前10時のスタートから大にぎわい。小学生以来20年ぶりに来たという札幌市の丸山和基さん(31)と妻の美穂さん(35)は「スケートまつりといえばしばれ焼き。懐かしくて最高です」と喜んだ。仕事仲間8人でこんろを囲んでいた青山晴美さん(74)は「外で食べる肉は格別。ご飯もお肉にあっておいしい」と話していた。
メインステージでは5日午後1時すぎから、人気お笑いコンビのガンバレルーヤなどが出演する「よしもとお笑いライブ」が行われ、同2時20分からはビンゴ大会が開かれる。同3時50分から、北海道出身の2人組ダンス&ボーカルグループ「ホワエク」のライブも予定されている。
ちびっこすべり台は両日午後4時まで、しばれ焼きランドは同5時まで。