北海道の冬を彩る祭典「千歳・支笏湖氷濤(ひょうとう)まつり」が28日、開幕した。千歳市支笏湖温泉の会場には湖の澄んだ水で造った氷像約30基が立ち並び、「支笏湖ブルー」に輝いている。27日夜には試験点灯でライトアップされ、幻想的な空間が広がった。2月23日まで。
支笏湖まつり実行委員会(小林典幸実行委員長)主催。新型コロナウイルス対策で「密」を避けるため中止していた氷のトンネル「苔(こけ)の洞門」が3年ぶりに復活した。外に氷の階段も取り付け、高さ7メートルの展望台まで上ることができる。メインの「ブルータワー」も13メートルの高さまでそびえ立つ。一方、打ち上げ花火やイベント、滑り台などは今年も見送った。
氷像制作の指揮を執った小林実行委員長は「氷の状態はとてもよい。いろんな角度から見て楽しんでほしい」と呼び掛ける。入場料は高校生以上500円。午前10時~午後8時。ライトアップは午後4時半から。