W杯の思い出

  • 特集, 記者コラム「風」
  • 2022年11月23日

  サッカーワールドカップ(W杯)が、20日から中東のカタールで始まった。日本代表チームがロスタイムで失点し、予選敗退した1993年の「ドーハの悲劇」が起きた国で開かれるのは、元サッカー少年としても感慨深いものがある。

   日本代表は98年のフランス大会で初出場した。個人的に2002年の日韓大会の印象が一番強い。期間中、札幌市の大通公園に行くと、観戦で来日したと思われる外国人客が大勢いたのが記憶に残る。代表メンバーの中山雅史と小野伸二、稲本潤一の3選手は後に同市のサッカークラブに所属し、練習場でサインをもらったのもいい思い出だ。

   日本代表はその後も06、10、14、18年のW杯に出場し、最高成績はベスト16。今回のカタール大会はベスト8が目標だ。予選グループの対戦相手はドイツやコスタリカ、スペインと難敵ぞろいだが、今度は「ドーハの歓喜」を起こせるか―。テレビで観戦しながら、できる限りの声援を送りたい。(室)

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