上川管内釣り紀行(下) 東川町忠別川 人気スポットでニジマス

  • 釣り
  • 2022年9月1日
餌釣りでキャッチした40センチの良型ニジマス
餌釣りでキャッチした40センチの良型ニジマス
自然豊かな大雪山系を流れる忠別川
自然豊かな大雪山系を流れる忠別川

  上川を代表する大雪山系に囲まれ旭川市から車で30分ほどの場所に位置する上川管内東川町。山間部を流れる石狩川水系の支流「忠別川」は、道内有数の良型ニジマスが釣れるスポットとして人気だ。前回、美瑛川の支流でヤマメ釣りを楽しんだ釣り倶楽部渓流担当は、ニジマスに狙いを定めて山間部を流れる忠別川で餌釣りに挑戦した。

   忠別川での釣りは、上流にある忠別ダムを境に狙えるポイントが変化する。ダム下流は川幅が広く、倒木などの障害物周辺、支流との合流部が好ポイントだ。ルアーやフライフィッシングで大型のニジマスを狙う釣り人が多い。一方、ダム上流域は川幅が細くなる代わりに高低差が生まれ、水流の落ち込み付近でイワナや良型のニジマスが狙える。

   今回は上流域での餌釣りを選択した。使用したタックルは4・5メートルの延べざおに1号(4ポンド)のフロロカーボンライン。普段、担当は渓流釣りでナイロンラインを選択するが、上流域は大小の岩場が点在するため、根擦れに強いフロロカーボンラインが適していると考えた。針は太軸のヤマメ針8号、餌はブドウ虫を使用した。

   この日入釣した場所は、前日の雨の影響で水量が若干多いものの、水の濁りは少なく、絶好の条件がそろっていた。期待を膨らませながら、川岸の岩に身を隠しつつ、水泡が立つ流れの落ち込み、大岩に水がぶつかり流れに変化が生じているポイントを狙って上流から仕掛けを流した。この日は予想通り魚の活性が高く、30センチ前後のニジマスが複数ヒット。1時間ほどの釣りで最大40センチの良型をキャッチできた。上川遠征を締めくくる満足の納竿(のうかん)となった。

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