アジアリーグアイスホッケーは２６日、ジャパンカップ２０２１のレッドイーグルス北海道―横浜グリッツ（今年３月）でリーグ規約に違反する言動があったとして、レッドイーグルスＦＷ高橋聖二に２０２２～２３シーズンの３試合出場停止を課した。当時横浜に在籍した韓国籍選手に対する差別的な発言があった。
リーグやレッドイーグルスによると、高橋は第１条「アジアリーグアイスホッケーの理念」、第３条「リーグの活動方針」各項目に違反した。発した言葉自体に差別的な単語はなかったというが▽外国人に対して差別的意図をもって使われる場合がある言葉であった▽言われた当人が外国人差別に当たると感じた―ことから処分に至った。
高橋は試合後に相手選手に謝罪したという。リーグ側は関係者を対象とした研修開催、リーグ規約改正など再発防止策を実施した。
レッドイーグルスは「これまで以上にフェアプレー＆リスペクト精神にのっとりつつ、リーグの理念に沿った活動を展開することでアイスホッケーファンの信頼を損なうことのないよう努めていく」とした。
