夏も終わりに近づき、夏休みの思い出に釣りを楽しんだ人も多いのでは。釣り倶楽部渓流担当も夏休みは上川管内へ帰省。久しぶりに故郷の川で渓流釣りを楽しんだ。(全2回)
最初に訪ねたのは東神楽町の郊外。美瑛町から旭川市にかけて流れる石狩川水系美瑛川の支流だ。担当が渓流釣りを始めた20年ほど前に足しげく通った場所で、30~40センチほどの良型ニジマスに加え、上流域でヤマメやイワナも数多くキャッチした。
入渓地点は美瑛川の合流地点からわずかに北上した川幅の広いポイント。前日に雨が降ったことから水量が豊富にあり、大型のニジマスが期待できた。
タックルは渓流用のルアーロッド(5・2フィート)に2000番のスピニングリール、4ポンドのナイロンラインを選択。5センチのミノープラグ(ルアー)を使って広範囲に魚を探った。
今回は川に入るためにウエーダーを着用。海と同様に万一の水難事故に備えてライフジャケットを着けた。上川地方は連日、30度を超える厳しい暑さで、日差しを遮る帽子、水面の反射から目を保護するためのサングラスも必須。熱中症対策として水分補給も小まめに行った。
基本的な攻め方は、川岸付近からやや上流の対岸に向けてキャストし、軽くさお先を動かすアクション(トゥイッチ)を入れながらリールを巻くパターン。ルアー回収後は、同様の攻め方を2~3度繰り返しては上流に歩いて移動した。1時間ほど続けたが、残念ながら魚信を手にすることはなかった。
その後は、車でさらなる上流部のポイントへ移動。周囲に木々の生い茂る狭い場所だが、良型のヤマメやイワナが狙える。ここでは2~5メートルの範囲で長さが調節できる延べざおを使った餌釣りで挑戦した。
前のポイントと比べて緩やかに蛇行した流れが続いており、わずかに高低差のある落ち込みの周辺で狙い通り当たりが連発。体長15センチほどのヤマメや小型のニジマスを中心に数釣りを楽しめた。