トラウト狙いの沙流川で… なんと良型ウグイ

  • 釣り
  • 2022年8月11日
道路沿いに好ポイントが続く沙流川
道路沿いに好ポイントが続く沙流川
担当が釣り上げた良型ウグイ。外道でも、このサイズなら強い引きが楽しめる
担当が釣り上げた良型ウグイ。外道でも、このサイズなら強い引きが楽しめる

  学校が夏休みに入り、本格的なアウトドアシーズンが到来した。この機会にキャンプと合わせて渓流釣りを計画している人も多いのでは。釣り倶楽部の渓流担当は7月下旬、上川管内から日高西部に向けて流れる沙流川でルアーを使った渓流釣りにトライした。

   日高町から国道237号を北上すると、道路沿いに並行して沙流川が流れている。上流から下流にかけてニジマスやヤマメなどを狙える場所が数多くあり、休日になると道内各地から釣り人が集う、渓流釣りの聖地だ。今回は、平取町から上川管内占冠村のポイントを車で釣り上がった。

   使用したのは、渓流用の5・2フィートのルアーロッド(ウルトラライトクラス)。感度重視の先調子のメバルロッドと違い、渓流用はトラウトなどの力強い走りをさお全体で受け止める胴調子。加えて、警戒心の強い渓流魚を違和感なく釣り上げるために細いラインが使用可能になっている。リールは2000番のスピニングリール、糸は4ポンドのナイロンラインを選択した。

   使用したルアーは、ヤマメなど小魚の形を模したオーソドックスなミノータイプと金属製のスピナー、スプーン。これらをポイントの水深や水の色、天候などに合わせて選んだ。

   取材当日の天候は、連日の雨が明けた薄曇り。川は水量が増えて釣りやすい半面、濁りが強く厳しい釣りが続いた。

   入渓地点からしばらく釣り上がって行くと、流れが蛇行した先に水深が深くなったプール場のポイントを発見した。流心から手前にかけて早巻きでルアーを回収すると、突然の強い当たり。重たい引きに良型を確信して釣り上げたのは、本命のニジマスではなく外道のウグイだった。

   流れの緩やかな場所にはウグイがたまっているよう。強い濁りのためか、ニジマスの活性は低そうだ。結局、その後もウグイ以外の当たりを手にすることはなく、この日はあえなく納竿(のうかん)となった。

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