苫小牧港・東港沖のカレイ釣りが好調だ。マガレイを中心にソウハチを含む数釣りが楽しめ、これにイシガレイが交じる。それぞれ40センチ級の良型も上がっており、カレイ釣りファンを喜ばせている。
本紙釣り倶楽部の情報協力船で苫小牧港・西港所属の遊漁船「かつえい丸」(田代健二船長)は6日午前、東港沖の水深20メートルラインを中心にカレイを狙った。家族と共に乗船した苫小牧市の会社員、木村美紀子さん(41)は、釣り開始直後からコンスタントに魚信があり、30~40センチ超のマガレイ、同サイズのソウハチが連発。外道の小カジカは時折付いたものの、うるさいほどの数でもなく、快適にカレイ釣りを楽しんだという。市販のてんびん仕掛けにイソメを付けたポピュラーな釣り方だった。
この日は最終的にマガレイ33匹、ソウハチ27匹、その他イシガレイ数匹という見事な釣果。それでも船中のさお頭には及ばなかったというから、カレイの好調ぶりがうかがえる。
木村さんはもともと自宅が西港漁港区に近かったこともあって、「物心ついた頃にはソーセージを餌に漁港でカニを釣っていた」というほどの釣り好き。大人になってからはもっぱら船釣りだが、ここ数年は年に1、2回の釣行とか。「釣りはさお先に集中し、無心になれる。しかもカレイの引き、(底に刺し込む)手応えは面白い。機会があればもっと釣りをしたいんですが」と話していた。