4月1日付で苫小牧本社から白老支局へ異動になった。赴任して1カ月たったが、事情があって4月の最終週から支局に入ったので本格的な支局生活はこれからだ。
持ってきた400枚の名刺は、すぐに無くなった。追加の300枚も半分が無くなろうとしている。記者1人だけの支局勤務は初めてだが、7年前は地域にどっしり根を降ろした個人事業主として活動していたので、どこか懐かしい気もする。
時間ができると街歩きしている。馬産地の社台地区、ポロト湖を抱える白老地区、港の近くに広がる萩野地区、製紙工業がある北吉原地区、林業で栄えた竹浦地区、水産加工品が有名な虎杖浜地区。個性に彩られた町の姿が見えてきた。
民族共生象徴空間(ウポポイ)を持つ町は全国から注目を集め、芸術・文化を大切にしようと活動する町民にも多く出会った。
微力ながら、町の魅力を伝える手伝いができたらと思っている。緑立つ5月に胸躍るきょうこの頃だ。(半)