苫東でサビキ釣り 当たりもなく釣り人まばら

  • 釣り
  • 2022年2月17日
東港周辺にはシカの群れがいる。大型の雄もおり、注意が必要
東港周辺にはシカの群れがいる。大型の雄もおり、注意が必要
1時間ほど粘ったが当たりはなかった=苫小牧港・東港船だまり
1時間ほど粘ったが当たりはなかった=苫小牧港・東港船だまり

  2月も半ばを過ぎ、厳しい寒さの合間に釣りができそうな好天の日も。ワカサギシーズンとあって海の釣り場は閑散としているものの例年、チカなどの小物は狙える。休日に子どもとサビキ釣りのファミリーフィッシングにトライした。

   ポイントは勇払マリーナと苫小牧港・東港の船だまり。サビキ仕掛けで小物を狙う釣りだ。晴天と無風という好条件ながら、最初に訪れた勇払マリーナは釣り人がいない「貸し切り」状態。”ソーシャルディスタンス”を気にせずに釣り準備に入った。

   使用したのは、6フィートのルアーロッドに市販のサビキ仕掛け(3号の素針)。市販のまき餌とオキアミを使ってさっそく糸を垂らすも、反応は薄い。港内に他の釣り人がいる場合は、その反応も見ながら魚の居場所を把握できるが、この日は単独のためか根気強い釣りが必要。30分ほど粘ってみたが、さお先に当たりとみられる振動もないため、すぐに東港へ移動した。

   国際コンテナターミナル手前の船だまりでは、自分たちの他に釣り人は2組。例年よりも釣り人が少ないため、先にさおを出していた男性に話を聞くと、「きのうも来たが、反応が薄く釣り人は少ない」とのこと。

   案の定、魚影どころか一度の魚信すらなく、1時間ほど時間が経過したところで親子ともどもギブアップした。こんな釣りは寒さが染みる。残念な結果ではあったが、自然の中でよい気分転換になったと自らを納得させた。

   ◇防寒・安全対策の徹底を

   親子で釣りを楽しむ際は防寒・安全対策を徹底したい。今回、子どもには自動膨張式のライフポーチを付けたが、ジャケットタイプが安価でかつ安心だ。併せて、東港周辺の釣り場や原野、道路脇にはエゾシカの群れが数多くいる。自動車での通行時は、余計な刺激を与えて事故を誘発しないよう注意したい。

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