苫小牧市樽前の錦大沼の冬の風物詩、ワカサギ釣りが28日午前7時に解禁された。晴天に恵まれた銀世界では、防寒着に身を包んだ太公望らが氷上に開けた穴に糸を垂らし、釣りを楽しんでいた。
この日正午時点の最低気温は氷点下10・6度と例年より冷え込みが強まったが、風もなく絶好の釣り日和。午前10時半ごろまでに約30人が足を運び、中には300匹以上釣る人もいた。10センチ超えの大物を釣り上げた市内柏木町の佐々木隆さん(80)は「群れがいるうちに釣ってしまうのがこつ」と言い訪れて早々、150匹以上の釣果に満足げな様子だった。
同公園を指定管理する市シルバー人材センターの平野岩男さんは「ルールを守り、距離を保つなどコロナ対策も徹底して楽しんでほしい」と話した。
午前7時~午後5時まで。