2021年

  • 特集, 記者コラム「風」
  • 2021年12月29日

  記者コラム

   今年最後の出張先は高校バスケットボールの全国大会が開かれている東京だった。23日から4日間の滞在中、クリスマスから年末ムードへと移り変わる都心の雰囲気は「例年通り」の活況だった。

   新型コロナウイルスの感染を恐れた記者は、混雑を極める通勤ラッシュを避け、ホテルから会場までの移動に一部タクシーを利用した。

   クリスマスイブの24日は金曜日。「先週も今週も人出が多い。道が混み過ぎると仕事にならないよ」。取材を終えてホテルに帰る道中に乗り込んだタクシー運転手が赤信号待ちでそうぼやいていた。フロントガラス越しに外を見ると、道路の先が見通せないほどの人が行き交っていた。

   2021年も昨年同様、新型コロナに振り回される1年となった。秋以降いったん感染が収まったように見えたが、今月に入って変異株「オミクロン株」の感染拡大が始まった。来年こそ本当の日常が戻りますように。そう願いながら年越しを過ごしたい。(翔)

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