秋晴れの苫小牧港・西港「キラキラ公園」 イワシ 銀鱗「鈴なり」

  • 釣り
  • 2021年11月4日
釣り人でにぎわう、苫小牧港西港・北埠頭の「キラキラ公園」

  秋シーズンも終盤に差し掛かり、港ではイワシを狙ったサビキ釣りが活気を見せている。釣り倶楽部担当が10月下旬、苫小牧港・西港北埠頭(ふとう)の「キラキラ公園」へ足を運ぶと、秋晴れの下、釣り人が銀鱗輝くイワシを次々釣り上げる様子を目にした。

   この日、さおが出ていたのはキラキラ公園東側の岸壁。岸壁の柵の前で10人ほどがさおを手に並ぶ。様子を見ていると5~10分周期でイワシと思われる群れが回遊。釣り人が急いでさおを引き上げると仕掛けに掛かった5~6匹の小魚が姿を現した。中には、すべての針に魚が掛かった「短冊」状態の人もいる。

   地元の船見町に住む常連の男性(91歳)は「きょうは当たりの日だね」と終始笑顔。6・3メートルの磯ざおに3000番台のスピニングリール、サビキ仕掛けは7号の「はげ皮付き」を選択し、2時間ほどで50匹を超える釣果を上げていた。

   この日は、15センチ前後の良型マイワシを中心に時折10センチほどの小サバが交じった。餌を使うとサバが多く掛かり、「イワシを単独で狙うなら”はげ皮付き”が一番いい」とベテランならではのこつを解説してくれた。

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