勇払埠頭 チカ釣りでにぎわう 釣果厳しくもサイズ良好

  • 釣り
  • 2021年2月18日
男性が釣り上げたチカ。数は少ないが良形がそろった

  日によって寒さも緩む2月中旬、苫小牧港・西港の勇払埠頭(ふとう)はチカ狙いの釣り人でにぎわっていた。この日の釣果は芳しくなかったが、定期的に大小の群れが回遊しているよう。タイミング次第で良型に巡り合えるという。

   夫婦で訪れていた苫小牧市内の男性(68)は早朝、東埠頭でチカを狙ったが釣果が伸びず、正午すぎに勇払埠頭へ移動。3時間ほどで10匹ほどと数は少ないが、20センチ前後の大物をキャッチしていた。周囲では2桁に届く人は珍しいほど。男性は「当たり外れがあるのがチカ釣り。こういう日もある」と苦笑いだった。

   仕掛けは4・5メートルの磯ざおに2000番台のリール、3号のラインに8本針のサビキで餌はオキアミを使用した。小まめにコマセをまいていることもあり、定期的にさお先にわずかな当たりがあるものの、魚が乗ることは少なく、回遊している群れはすれている雰囲気だった。

   男性は「夕飯のおかずにちょうどいい数。空揚げにしていただきます」と話し、日没とともに釣り場の片付けに入っていた。

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