パン、菓子製造の三星(本社苫小牧)は、クリスマスケーキ製造の繁忙期を迎えている。今年は例年並みの1万2000個を造る予定で、工場内は甘い香りに包まれている。
クリスマスケーキは20~25日に予約分を受け渡すため、19~24日に製造している。作業がピークを迎える23日には従業員100人態勢で1時間当たり700個を造るという。
21日、ケーキ製造現場を報道機関に公開。生クリームをたっぷり塗ったスポンジ台をベルトコンベヤーで次々と流し、従業員がイチゴやサンタクロースなどの飾りを手際よく乗せて完成させていた。
今年は新型コロナウイルス感染拡大による巣ごもり需要の高まりからか、例年になく予約が好調という。クリスマスケーキは、1番人気の「生クリームいちご」(5号3900円)をはじめ17種類を用意している。
同社は「生クリームケーキは販売前日の製造。濃厚な甘さで、焼きたてのスポンジはふんわり、しっとり。自宅で楽しんでもらえたら」とアピールしている。
直営各店で当日販売分も用意する。問い合わせは同社 フリーダイヤル(0120)333153。