12月に入り本格的な冬の寒さを感じ始めた苫小牧地方。釣り人にとっては厳しい季節だが、その時期ならではの魚、釣り方を楽しむのも一興。釣り倶楽部担当は白老港で穴釣りに挑戦した。厳しい寒さの中、短時間で良型アブラコやシマゾイをキャッチできた。
―穴釣りには短いさおが便利
穴釣りは取り回しが容易な短いさおが適している。今回は5フィートのルアーロッドに2000番台のスピニングリールを選択。0・6号(13ポンド)のPEラインにショックリーダーとして1号(4ポンド)のフロロカーボンラインを結んだ。
―「テンポよく釣り歩く」が好釣果につながる
底を取っての釣りが中心となるため、ライトクラスのロッドに対して多少重めの7~10グラムのシンカーを使用。ワームは甲殻類を模した2インチ前後のホッグ系やクロー系を選んだ。ルアー着底後に2~3度さお先を動かし、10秒ほどステイ(糸を張った状態のまま放置)を繰り返した。
岸壁沿いを歩きながら、リグ(仕掛け)を落とせそうなテトラの隙間を探す。その際、一度リグを回収した穴から数メートル離れた場所がベター。広い範囲を効率良く探すのに加え、魚が「すれる」のを防ぐためだ。
この日は、数カ所目で体長35センチのアブラコをキャッチ。着底後のワンアクションで”コンッ”と小気味よい当たりが手元に伝わり、瞬間的な合わせで釣り上げることができた。
また、別の穴では30センチに若干届かない良型のシマゾイをキャッチ。夕方1時間ほどの釣行で満足の釣果となった。