9月の新千歳 国内線59%減、減少幅は縮小傾向

  • ニュース, 主要, 千歳・恵庭
  • 2020年10月26日

  北海道エアポート(HAP、千歳市)は、9月の新千歳空港の航空概況をまとめた。乗降客数は国内線が前年同月比59・1%減の79万9662人。8カ月連続で前年割れとなったが、5月を底に減少幅は縮小が続いている。国際線は4月以降、6カ月連続のゼロだった。

   国内線の主な路線別内訳は、羽田線39万2560人(59・3%減)、伊丹線6万6989人(44・3%減)、関西線5万3462人(53・1%減)、中部線5万8330人(65・7%減)、仙台線3万7304人(56・6%減)など。

   国内線は5月の93・7%減の11万697人を底に、6月の82・7%減、7月の68・9%減、8月の65・4%減と減り幅が圧縮され、回復傾向にある。HAPは「(9月19~22日の)4連休が増加の要因になった」と分析するが、いまだ前年同月の半数に届かない状況が続いている。1月以降の累計乗降客数は59・6%減の635万9111人だった。

   郵便物以外の貨物取扱量は34・8%減の9656・2トン。成田、関西などを経由して新千歳で通関する国際線の貨物は42・3%減の914・1トンだった。

過去30日間の紙面が閲覧可能です。