一流歌手の歌声

  • 特集, 記者コラム「風」
  • 2025年1月8日

  昨年11月、厚真町総合福祉センターで行われた歌手加藤登紀子さんのコンサートを取材した。約2時間、「百万本のバラ」や「時には昔の話を」などの名曲を披露した。80代となった加藤さんの歌声には、人生の労苦や美しい情景をつづった歌詞がさらに味わい深く感じられ、心の中に響いた。

   加藤さんは夫との獄中結婚や2002年に死別したこと、胆振東部地震後の18年10月にも厚真町を訪れ、同センターの前で町民に歌声を披露したことも語った。「いつか厚真町にゆっくり来たいと思っていた」と笑顔を見せた。

   コンサート終了後、また明日から頑張ろうとの思いが強くなった。仕事をしていると、言いがかりに近いことを言われ、ストレスを感じることもある。最近は違うと思うことには冷静に反論し、自分の意見を伝えている。

   それでも相手の態度が変わらない場合、相手の思いは尊重するが、自分の意志を貫き、できるだけ正直に生きていこうと思う。(室)

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