セーフティーネット

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2025年1月25日

 治療が高額になった場合に利用ができる「高額医療制度」を知っている方も多いだろう。高額な治療を受けたり、その治療が長引いた時に患者の負担が重くならないように年齢や収入に応じて、ひと月当たりの医療費の自己負担に上限を設けているものだ。まさに、社会のセーフティーネットとして位置付けている。

 この負担上限額が、今年から段階的に引き上げられることは、あまり知られていない。それも、結構な幅で上がる。年齢や年収によって変わるが、例えば70歳未満の平均所得層(年収約370万円~約770万円)では、限度額を10%引き上げ、8100円増になる。

 これは2027年まで段階的にさらに上がることも決まっている。がんなどの長期にわたって治療が必要な患者は、引き上げで治療を諦めてしまわないのか心配になる。だから、約2万5千人のがん患者とその家族でつくる「全国がん患者団体連合会」は、長期になれば上限額が下がるような緩和策を求める。

 引き上げは法律で決まったのではない。閣議決定だけ。確かに医療費は膨らむ一方だが、その削減をこの制度に求めることに国民は理解するだろうか。満足に議論されずに制度だけ変わる。通常国会でもう一度、しっかり議論すべきだ。(昭)

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