フードバンク

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2025年1月23日

 良い活動も両立しないことはある。一例が、家庭などで余った食品を集めて必要とする人に提供する「フードバンク」の活動が、食品ロス(食べられるのに廃棄される食品)を減らす活動の広がりで持続の危機にあるというものだ。

 10年余り前、家庭には買いだめしたが食べ切れず、賞味期限が過ぎて捨てられる食品が結構あった。苫小牧市では、消費者協会などがこうした食品ロス問題をテーマに講座を開き、会員や市民に必要に応じた量の購入を呼び掛けていた。そうした中で2016年に設立されたのがフードバンクとまこまいだった。

 当初は窓口に多くの余剰食品が寄せられたが、食品ロスへの理解と対策が広がれば、フードバンクの運営が厳しくなることは想像にたやすい。状況はコロナ禍や長引く物価高で加速し、現実になった。同様の問題は全国で起きている。

 今は国などが補助金で支援をしているが、寄贈を軸とした運営にはやはり限界がある。各地では食品の安定的な確保に向けて、地域の食料品店や飲食店、農業者との協力関係の構築、在庫の効率的な管理、ボランティアの野菜栽培による食材補填(ほてん)などが試みられており、できることを取り入れながら少しでも状況が好転することを願っている。(林)

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