ファイティングポーズをする(左から)飯塚監督、小池、細山田=5日、ネピアアイスアリーナ ミラノ・コルティナ冬季五輪の出場を懸けた女子アイスホッケー最終予選G組が6日、ネピアアイスアリーナで開幕した。第1日は正午からポーランドと中国が対戦し、午後3時半からは日本代表「スマイルジャパン」がフランスと激突した。
開幕前日の5日に試合会場の同アリーナ内のプレスルームで記者会見が行われ、日本代表の飯塚祐司監督、DF小池詩織主将(道路建設)、DF細山田茜副主将(同)が大会に向けての意気込みなどを語った。小池主将は「自分たちがやるべきことを60分間通してやれば結果はついてくると思う」と強い決意をにじませた。
初戦でぶつかるフランスには12月に行われた4カ国対抗トーナメントで日本が延長の末、2―3で敗れた。その印象について問われた細山田は「身長が高い選手が多く、リーチも長い。浮いているパックをたたき、チップさせる能力にたけている」と述べ、小池主将は「相手のプレッシャーをうまく引き出して、逆に数的有利な状況をつくり出したい」と攻略のカギを語った。
4大会連続5回目の五輪出場が懸かる日本は世界ランキング7位。4チームによる総当たりで、フランス(同13位)、8日にポーランド(同20位)、9日に中国(同12位)と対戦し、1位国のみが出場権を得る。飯塚監督は「戦力としては上回っている。本来の力を出し切れればいい結果はついてくると信じている」と意気込んだ。