変速機(トランスミッション)を手動(マニュアル)で操作する自動車、MT車を運転できる免許(めんきょ)のことです。機械が自動(オートマチック)で変速するタイプはAT車で、その方が運転が簡単で、広く普及(ふきゅう)しています。
道路交通法施行(しこう)規則の改正で、4月から大型自動車にもAT限定の免許が導入されました。このため、自動車の免許を取る教習や検定は原則AT車で行い、MT車も運転したい人は追加の教習を受けることになります。
日本自動車販売(はんばい)協会連合会によると、2023年に国内で販売された国産乗用車の97・9%がAT車。スポーツカーなど、MT車の方が好きな人もいますが、時代の流れに免許制度を合わせた形です。
MT車の変速機を操作するシフトレバー