親子の縁切り、職人に忘れぬ「笑っては駄目」大相撲連載 貴の流儀上

  • BE, スポーツ, スポ2, その他のスポーツ
  • 2025年6月19日
新弟子検査で貴花田(左、後の横綱貴乃花)の体重を見る兄の若花田(後の横綱3代目若乃花)=1988年3月、大阪市

 「角界のプリンス」と評され、絶大な人気を誇った元大関貴ノ花の花田満さんが2005年5月に55歳で亡くなって20年がたった。次男で弟子でもある元横綱貴乃花の光司さん(52)がこのほどインタビューに応じ、その教えや思い出を語った。

 ◇「角界にスターはいらない」

 光司さんは「おやじは厳しかったが、私に対しては愛情が深かった」と振り返る。しつけに心を砕き、武士道精神を説いた父。「私を力士ではなく、一般人として生計を立てられるようにするのに必死だった」と言う。

 1982年、光司さんは「わんぱく相撲」で小学4年の横綱に輝く。レクリエーション気分で「すぐ負けた」という前回大会を見守った父の「勝つ負けるはどうでもいいが、笑ってやっては駄目だ」との言葉が胸にあった。勝負師としての心構えを教わった。

 東京・明大中野中に入学して相撲部に。監督だった武井美男さん(故人)から教員になって相撲の指導者になることを期待されていたが、同部で結果を残せず、「このままでは学校にも先生にも顔向けできない」。危機感から角界入りを決めた。

 父が師匠を務める藤島部屋に15歳で入門。「甘やかすことはできない。親子の縁は切るぞ」と言われた。満さんも、横綱初代若乃花で「土俵の鬼」と呼ばれた兄の勝治さんが師匠の二子山部屋に入る際、兄弟の縁を切ったという。光司さんは「習わし通り。そんなことよりも、入門できるのであれば」と決意は固かった。

 入門時には大勢の報道陣、テレビカメラが待ち構える中、藤島部屋の階上にあった自宅から衣装ケースを手に師匠らにあいさつに出向き、大きな注目を集めた。それでも浮足立つことはない。満さんからは「角界にスターはいらない。いるのは職人だ」と常々言われていた。後の「横綱貴乃花」の原点でもある。

こんな記事も読まれています

  • テストニュース

       あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

    • 2025年8月26日
    テストニュース
  • テストフリー広告

       苫小牧民報社創刊75周年記念講演会 入場無料  【講師】アルピニスト 野口 健氏  【演題】富士山から日本を変える  ~山から学んだ環境問題~  日時・会場・申込・問合せブロック  2025年(令和7年)8月9日(土)

    • 2025年7月18日PR
    テストフリー広告
  • テストフリー広告

       <!DOCTYPE html>  <html lang=”ja”>  <head>  <meta charset=”UTF-8″

    • 2025年7月18日PR
  • TEST
    • 2025年7月15日
  • TEST
    • 2025年6月26日
ニュースカレンダー

紙面ビューアー