むかわ町議会定例会が19日、開会した。町は行政報告で、5月末で閉院したほべつ歯科クリニックについて、町出身の歯科医師でうのデンタルクリニック(苫小牧市)の鵜野慶治院長が、同クリニックの建物で開業の意思があることを明らかにした。町は開設費用の一部を支援するため、助成金を2025年度一般会計補正予算案に計上した。
町によると、同クリニックは穂別地区唯一の歯科医療機関。2024年3月、院長が持病の治療に専念するために25年5月で閉院する意向を町に伝えていた。
町が存続に向けて関係機関と協議したところ、鵜野院長が穂別地区で開業の意思を表明したという。
竹中喜之町長は「開業時期が決定した際は、町民に知らせたい」と話した。
町議会定例会の会期は20日まで。一般質問には6人が登壇し、ゼロカーボンや物価高騰、子育て支援などの分野で町と質疑応答を行った。