日本ハム 意地の逆転勝利 打線引っ張った今川と山県 プロ野球

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  • 2025年9月10日

 力投する日本ハム先発の伊藤=9日、エスコンF6回、2ランを放つ日本ハムの山県=9日、エスコンF5回、勝ち越しのソロ本塁打を放ち、祝福される日本ハムの今川(中央)=9日、エスコンF 敗れればゲーム差が5に広がる首位との直接対決。着々とリーグ優勝へのマジックを減らすソフトバンクに対し、2位日本ハムが意地を見せた。

 

 新戦力が打線を活気づけた。この日1軍に昇格した今川が、2番中堅で即スタメン出場。0―3の三回無死二塁から、モイネロの144キロを引っ張り、左翼線へ適時二塁打を放った。同点の五回には左中間へ3季ぶりとなる豪快なアーチを架けるなど、3安打3打点の活躍だった。

 

 3カ月以上も2軍暮らしが続いたが、「優勝へのラストピースだと思って信じてやっていた」。待ち望んでいた舞台で結果を残した。

 

 堅守が売りのルーキー山県も、バットで本拠地のファンを魅了した。四回に同点の左越えソロを放つと、六回には2ラン。好投手からの2打席連発に、球場はしばらくどよめいていた。「三振は仕方ないと割り切ったことが、最高の結果になったと思う。自分が一番驚いている」と喜んだ。

 

 ソフトバンクのマジック減らしを阻止したが、厳しい状況であることに変わりはない。山県は「負けられない試合は、ずっと続くと思う。全力でひたむきに戦っていく」と意気込んだ。

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