人気アニメ「クレヨンしんちゃん」の映画30作品にちなんだ期間限定店。昨年12月に新千歳空港ターミナルビル連絡施設3階にオープンした。出版社双葉社（東京）が運営し、「クレヨンしんちゃん」の世界観が楽しめる空間を演出。5月12日まで営業している。

　空港を管理・運営する北海道エアポート（HAP）が施設の魅力を高めようと、双葉社に出店を打診して実現した。同アニメは韓国をはじめ東南アジアでも人気で、インバウンド（訪日客）の利用を見越し、国内線と国際線を結ぶ連絡施設の一等地に構えた。

　店舗前にしんちゃんと犬シロのオブジェを設置し、1993～2022年の映画30周年、30作品が一目で分かるように、劇場版しんちゃんのイラストを壁などにあしらうなど、ファンが気軽に写真撮影できるよう趣向を凝らした。

　グッズなど300種類以上を取り扱い、映画30周年にちなんだ記念のバッジ（880円）やクッキー缶（1100円）、Tシャツ（フリーサイズ3300円）などがずらり。1回300円の「ガチャガチャ」も置いた。

　しんちゃんの店舗は国内空港では唯一で、HAPは「大人の方が自分のために買うケースも多い」と話している。

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　営業時間は午前10時～午後8時。期間中は無休。店舗面積は72平方メートル。