新ひだか町三石蓬栄の農業生産法人「ファームホロ」(幌村司社長、従業員5人)のハウスで、うま味と甘味が詰まった春採りアスパラの出荷が始まった。4月上旬~5月上旬の1カ月間は収穫の最盛期を迎える。
ファームホロは2005年に幌村建設が新領域事業として設立し、アスパラガスと花きの生産販売をしている。”太ゴロ”で甘味の強いグリーンアスパラを中心に、ホワイトアスパラ、希少な品種のムラサキアスパラを生産。一流レストランやホテルからの注文が多く、関東や関西、札幌を中心に出荷しているほか、コロナ禍の巣ごもり需要から一般の顧客がリピーターとなっている。
今年も生育状況は順調な出だしとなっており、出荷量は昨年と同様の16トンを見込む。アスパラリーダーの木島誠二さんは「春は朝晩の冷え込みもあり、じっくりと育っていくため、甘味があり食感も柔らかなものができる。春採りのおいしいアスパラを味わってほしい」と話していた。