白老東高校(小川政博校長)は10日、第37回入学式を体育館で行い、54人が高校生活のスタートを切った。9日は北海道栄高校(渡邊和弘校長)も入学式を行い、140人が入学した。
白老東高では新入生の名前を1人ずつ読み上げた。小川校長は「入学を許可します」と述べ、式辞で校訓の「自彊(じきょう)、聡明(そうめい)、礼節」について、自彊は学習や心身の管理に自ら励むこと、聡明は他者の話を聞いてよく理解し、正しく判断すること、礼節は互いに尊重し合い高め合うこと―と説いた。同校の生徒が高齢者の町民の雪かきを手伝ったエピソードを紹介し、「『義を見てせざるは勇なきなり』という言葉がある。目の前に困った人がいたら見て見ぬふりをせず、手を差し伸べて」と呼び掛けた。
生徒宣誓では、新入生代表が「高校生としての自覚と誇りを持ち、精いっぱい努力していく」と宣誓した。