安平町は2023年度から2カ年で、同町早来北進の早来町民センター(早来公民館)を大規模改修する。同センターには、休止中の早来研修センター、しらかば合宿所の機能を集約し、隣接する町スポーツセンターせいこドームを利用するスポーツ団体の合宿にも対応できるように整備。運動所・合宿施設の機能を持たせるほか、災害時の避難所・支援活動機能を兼ね備えた複合施設にする。
町は、旧追分町と旧早来町の合併以降、類似施設や老朽化施設の再編、見直しを進めている。早来町民センターについては築40年以上が経過し、老朽化が進んでいるほか、未耐震施設であることなどが課題になっていた。また、町スポーツセンターが日本オリンピック委員会(JOC)の競技別強化センターとして認定されたことを受け、町外からの利用者が増えていた。
こうした現状や、町内には類似施設として追分公民館もあることから、各施設の役割を明確化。1階を体育館、2階を従来の公民館とし、3階には合宿所の機能を持たせ、町外団体のスポーツ合宿所として稼働させることとした。一方、災害時に避難所を開設するなど防災拠点として活用できるようにする。
23年度は実施設計費として、一般会計予算に約2800万円を計上。24年度に改修に着手する。